最近の設備投資(ストロボ,NAS,カメラ)と手痛い出費(レンズ)
2020.8.25
Godox AD300Pro
モノブロックストロボを最新のバッテリー付きのものに更新しました。
Godox AD300Proを2灯と,コマンダーにXpro-C。
- 従前(メーカーすらよく分からない激安ストロボ)
- 180W(AC100V)
- 1/1〜1/16(無段階調整)
- Godox AD300Pro
- 300W(リチウムイオンバッテリー)
- 1/1〜1/256(1/10)
従前から,2.4GHzの送受信機を導入してシンクロケーブルは無線化してはおりましたが,この度晴れて電源ケーブルからも解放され,完全ワイヤレス。設置の自由度が格段に上がりました。
設営も撤収もアホみたいにラクチンです。
1/16までしか絞れなかった出力も,遠ざける(←狭いと困難)とか,何か(←トレペ等)挟むとか,地味にストレスだったのですが,これで痒い所に手が届き放題になりました。
フル発光で300発以上焚けるようなので,私の用途では十分かな。
TTLで一発焚くと,その際の発光量をワンボタンでマニュアル発光量に設定できるなんて超絶優れモノ機能もあります。
ハイスピードシンクロ(先幕・後幕)にも対応で,ロケ撮影も捗る。
話がそれますが,カメラのマニュアルホワイトバランス。
グレーカード等を撮影して取り込む際,その色温度と色補正の実際の値を,ユーザーが利用可能な形で提供してほしい(RAW現像ソフトでも活用大)と常々思っています。
ワンボタンで実現してくれたら泣いて喜ぶ。
閑話休題。
モデリングランプも色温度や光量の調整までできて,演色性も抜群に良いらしい(←検証しているサイトが検索でヒットします)。
しかもコマンダーからオンオフできる(色温度と光量の調整もコマンダーからできたら文句ないのですが)。
物撮り等,ある程度定常光の撮影にも活用できそうです。
Profoto B10とまる被りな機種ではありますが,お値段1/3〜1/4ほど。なんてやさしい。
とは言え,ハイエンドのクリップオンストロボ程度のお値段ではあります。思いきりました。
SYNOLOGY DS218+
NASです。
実はbuffalo LS210D(2TB)が稼働中なのですが,いかんせん機能的な部分が極めて貧弱で,出先からのアクセスもソフトの使い勝手は悪いし遅いし,容量的にもすでに不足していたのです。
性能的にも最低限のレベルでしたしね。
故に,現状,写真は別途外付けHDD(3TB)に保存し,さらにAmazonDriveに手動uploadして冗長性を持たせておりました。
ちなみに,AmazonDriveは,Amazonプライムに加入(年額4,900円)していれば,写真データ(多くのRAW形式を含む)をオリジナルのまま容量無制限に保存できるので,写真家の使うクラウドとしては,現状ほぼこれ一択かなあと。
それでもやっぱりNASなんですよ。
端末の種類や時間を問わずアクセスできて,出先からクラウド的にも使える。
最近のNASなら,ファイルサーバーにとどまらず,多様な機能を追加できるようだし。
と言うことで?SYNOLOGY DS218+。
後継のDS220が出たタイミングではありましたが,うちのネットワークでは使えない機能のアップデート程度(リンクアグリゲーションとか)にとどまっていたことや,お値段的なことを考えまして。
外付けHDD(3TB)は,DS218+のバックアップに回します。
ただ,容量的に今のところ間に合ってますが,早晩デカいものに入れ替えないとなぁ。
LS210Dは幸い?ネットワーク接続型の地デジチューナーからネットワーク経由で直接録画できる(←ダビングじゃなくて)稀有なNASなので,その用途で生きながらえてもらいます。
ネットワーク接続型の地デジチューナー同様,PCでもスマホでもタブレットでも,どこからでも視聴可能である,ということです。
さて,当初,東芝のMN05ACA600(NAS用HDD 6TB)を1ドライブのみで運用し始めたのですが,これが昔懐かし?ゴリゴリっ,ゴリゴリゴリっと盛大な音を出しやがりまして,うーん…まぁ,こういうもんかなぁ…。温度は40℃前後,連続書き込み時には50℃超。
それはともかく,稼働を始めて5日目に「不良セクターが増加しました♪」なんてお知らせが来て,指示に従ってS.M.A.R.T.の拡張テストをしていたら,「キッ,キッ」という,いかにもヤバそうな金属音が断続的に…,そしてそのまま再起不能になるという。そしてHDD返品。
改めてWestern DigitalのWD40EFRX-RT2 (CMR)(WD Red 4TB)を2台購入,RAID1で今のところ順調に稼働しております。
東芝のHDDの音を聞いた後だからなのか?とぉっても静穏。かすかにコロコロと聞こえる程度で,安心して真夜中のバックアップを設定しておけます。
今まで静穏だと思っていた外付けHDD(3TB)の方がうるさいぐらいです(←うるさくはない)。
DS218+のファンの回転速度を低速にしていても30℃前後で安定,連続書き込み時にも40℃に達しないようです。優秀過ぎて,遠回りしたことに泣いています。
というわけで,以下に撮影後の標準的な運用手順を。
- カメラのメモリーカードのデータ(←次の撮影まで消さない)を以下へコピー
- PCの現像作業用フォルダ(DS218+に同期設定済)
- PCのメモリーカードスロットに挿しっぱのSDカード(このデータはいじらない)
- 現像完了後,PCの現像作業用フォルダのデータを以下へ移動
- DS218+の保存用フォルダ(AmazonDriveに同期設定済)
並行して,毎晩外付けHDD(3TB)にDS218+まるごとバックアップされるようにしています。
ちなみにバックアップは32世代分のバージョン保持の設定にしてます(多分こんなに必要ないので追々減らすかも)。
なかなかの冗長性ですよねぇ?安心だなぁ。
⚠ 2020.8.27追記
本日未明,Amazonから「Amazonでは2020年11月1日より、Synology Cloud SyncおよびHyper BackupによるAmazon Driveへのアクセスの提供を終了します♪」なんてお知らせが届きました。
つまり,DS218+にデータを放り込んでおけば,勝手にAmazonDriveにUploadしてくれていた便利機能が失われる,ということです。手動Uploadに逆戻り。
Synologyを選んだ理由のひとつでもあっただけに,残念。
ついでに家族のスマホの写真や動画のデータも勝手にDS218+にバックアップされるようにしときました。
クライアント用ソフト(写真や動画,音楽等)の使い勝手もサクサクでよろしい感じです。
そのほか,追加できる機能が山盛りなのですが,まだまだ勉強が必要です。
とりあえずやっておいたのはVPNサーバー構築。
うちのルーターがVPNをパススルーしてくれるものなので。
L2TP/IPSecです。
ルーターのポートを開け,DS218+でDDNS設定,PC・スマホ・タブレットでそれぞれVPNクライアントの設定,みたいな感じです。
これで,出先でのWi-Fi接続等もちょっと安心。
簡単に書いてますが,それなりに手数は必要です。
詳しく解説されているサイトが多数ありますので,調べてみてね。
今後,メモリ増設もしておきたいなぁ。
標準で2GBのメモリ搭載,現状30%程度の使用率なのですが,実はその空き容量が完全に空いているのではなく,そのほとんどがキャッシュに割り当てられます。
つまり,いろいろとプログラムを稼働させると,その分キャッシュの割り当てが目減りする…。
空きスロットがひとつあるので,4GBか8GBくらいのを…(公式には2+4GBの最大6GB対応なのですが,2+8GBの10GBで運用されている例が,検索すると多数見受けられるのです。自己責任ですが)。
EOS 6D Mark II
Canonのアウトレットに出ていた再調製品を思わず。
2台あるEOS 6Dのうち,古い方(2015年から使用)を置き換え。
巷ではR5だとかR6だとか,最新機種の話題がかまびすしいのですが(←指をくわえて眺めています),EOS 6DがMark IIではデュアルピクセルCMOSになって,ライブビューが凄いことになってるわ,とか,バリアングルって便利だね♪とか,何周回か遅れて感心しているところです。
水準器は水平方向に加え,あおり方向にも対応してくれているし,ライブビューではレンズの歪曲収差をリアルタイムに補正してくれるようになったので,建築撮影が快適に。
超広角の樽型の歪みって,面に対して正対できているか確認が難しいのです。
まあ,鏡を使う手もありますが(←どゆこと?って思った人は調べてみてね)。
スマホとのWi-Fi接続は,NFCでピロリン,手数が減ってラクチンになりました。
PCでのWi-Fiテザー撮影では,先代がルーター等を挟まないと(⚠ 公式には)接続できなかったのに対し,Mark IIはカメラ自体がアクセスポイントになることで,PCと1対1で接続できるようになりました!パチパチ。
⚠ Windowsの「モバイルホットスポット」機能を使えば,先代6DでもPCと1対1でWi-Fiテザー撮影は可能です。
でも,相変わらず2.4GHzのみです。
RAWファイルの転送に1枚10秒ちょっとかかります。ちょっと待ってられない。ここはまだケーブル接続だな。5GHzだったら泣いて喜んだのに。
カメラ外付けのWi-Fi送受信機(5GHz対応)なんてのもサードパーティーにはあるのですが,何しろお高い。ハイエンドの家庭用ルーター並にお高い。
データハンドリングは悪化の一途です。
うちのPC(Core i7 4500Uメモリ4GB)でのRAW現像(Canon DPP4)は苦行。
先代6Dの2000万画素で30〜40秒/枚。
Mark IIの2600万画素で1分超/枚。
数百枚に及ぶ撮影のRAW現像は,就寝時のバッチ処理確定です。
このPCを買った頃(2013年)は,5Dの1200万画素のRAW現像に1枚10秒とかからず,ノートPCとは言え最新機種のハイエンドCPUの速さに舌を巻いていたものです。
主にセレクトに使っているDPP4のクイックチェックも,もやは全然クイックじゃない。しんどい。PC更新したい。
EF24-70mm F2.8L II USM
これがイレギュラー。
2005年から使っていた先代EF24-70mm F2.8L USM。
広角側にズームすると,なんか詰まってんのかな?的引っかかりを感じていたのですが,ついに28mm前後までしか回らなくなり,そのまま力任せにえいやっと捻ってみたら,タガが外れたようにスコンと広角端に。そしてカメラとの通信エラー。
中をちょっと開いてみたら,見事に断線しておりました。詰まっていたのは,その線を固定していたと思しき粘着テープのようです。
メーカー修理対応もすでに終了している古いモデル。
いやぁ困ったなぁ。気に入ってたのになぁ。ズーム全域でフードの効果の高いズーム(広角端で伸び,望遠端で縮む)とか。
II型のお値段はと調べてみれば,最安値16万円台でしばらく推移していたものが,1週間ほど前から19万円前後で高値安定。タイミングの悪さよ。
手持ちの16-35mmF4,50mmF1.4,70-200mmF2.8で当面何とかするかとも考えましたが,ブライダル等のスナップでは2台持ちが限界,レンズ交換なんて悠長なことしてられません。
物撮りでも,100mm Macroと共に,50-70mmあたりの画角が大活躍だったのです。
いよいよ困ったなぁ。高いなぁ。
そこへCanonのアウトレット販売,EF24-70mm F2.8L II USMの再調製品が1本限り16万円半ばで出ていたのに飛びつきました。
とてもとてもイタイ出費です(激痛)。
今まで超広角,標準,望遠の各ズームで共用できていたフィルター(77mm)が使えない,フィルター枠82mm。ただでさえお高いC-PLフィルターへの出費がまた…。
まぁ先代が15年間活躍してくれたので,後継も同等以上に活躍してくれますように。
PCの更新はまたしばらくお預けだなぁ。