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屋外サイネージ広告放映風景

2022.8.26

仙台ロフト東壁面スクリーンでの広告放映風景撮影,リピートいただき感謝感激です。

YouTuber様と製薬会社様の2本。

8月26日(金)-28日(日)の期間でしたが,あいにくの前線停滞。

一番お天気がマシと思われ(←結果も同様)た26日,前者は明るいうちに,後者は暗くなってからとのご希望もあり,この日の仙台の日の入り(18:16頃)を境に行って参りましたヨ。

撮影地点は前回同様,仙台駅屋上の他,ペデストリアンデッキ上の数カ所から。

陽射しも無く,25℃前後の涼しさですが,湿度が80-90%と重い。

昼のYouTuber様分の撮影時には,弱いながらも一瞬陽射しの入る時間もありました。

一方,夜の製薬会社様分の撮影。

スクリーンに露出を合わせると,風景は後処理で暗部を持ち上げるにもかなり無理のある“ど”アンダーで,段階露出で複数枚撮影したものをHDR合成してみたものの,人や車等の動きものがやはり不自然。

風景に露出を合わせれば,もちろんスクリーンはぶっ飛びます。

そんなわけで,風景の適正(←主観ね)露出にスクリーンの適正露出をはめ込みました。

従前はRAW現像ソフトでできる範囲(ゴミ消しとか)内でしか,レタッチ的なものはほとんどしてこなかったのですが,必要に迫られると頑張るものです。

そもそもレタッチソフトってお高いものばかりで,昨今はサブスクリプションで際限なく払い続ける(必要な時だけ契約すればイイんでしょうけど,覚えられなそう)とかマジか,と二の足を踏んでいたのですが,実は,我がPCに「Paint.NET」なるレイヤーを扱えるレタッチソフトが入っていたことに,購入9年目にしてようやく気付きました。

20年以上前にそんな機能を持ったレタッチソフトを使った経験があったので,こりゃ渡りに船♪と飛び乗りましたヨ。

今回切り出すのは四角形のスクリーンなので,この作業自体は容易な部類だとは思います。

ちょっと困ったのは風景露出のカットの方で,スクリーンのベゼル部分やその周りの壁面,手前の路面等への色の写り込みです。スローシャッター故,放映動画の色が盛大に溢れ出します。

故に,例えば,動画が青基調の場面でスローシャッターを切ったカットに,赤基調の画面をはめ込めば,当然ものすごい違和感があるわけです。

そして今回撮影した風景露出のカットは,撮影地点一カ所につき1枚のみ。つまり,はめ込み可能な画面は,そのカットのスクリーン周りへの写り込みの色に近いものに限定されてしまう,つーことです。

「写り込みの色に近いもの」なんてざっくり言いましたが,細かいこと言えば,画面の端の色が均一でないと,ベゼルにあふれ出す色もまだらになる,という問題もあります。

当座,風景露出のカットは,はめ込む画面と同一の各シーンで撮っておくのが肝要,ということでしょうねぇ(シーンの切り替わりが速いとムズイ)。

或いは,レタッチで,周りへ写り込んだ色をコントロール?(すんごい手間かかりそう)。


ちなみに,過去,少ないながらもレタッチしてきたものとしては,建築撮影時に微妙にとれなかった水平,垂直出し。

「DxO ViewPoint2」なる,お手頃価格(2015年11月購入時4,538円)のステキなソフトを使っています。

コレ,建築写真用途以外では,歪曲収差とボリューム歪像という,あちらを立てればこちらが立たずの関係にある歪みを,絶妙なバランスで補正してくれる機能なんかが出色です。パチパチ。