INDIA取材同行雑記-5 マドラス大学他

2008 AUG 14
マドラス大学他

 連載5回目なのに,まだ二日目かよー。
 最初のインパクトが凄いんだもん。中間以降はわりと吹っ飛ばす予定。

 さて,午後から取材同行。ちっこいタクシーでの移動。
 白っぽい空で日差しは弱いが,もぁっと蒸し暑い空気。

 ざっと眺めた街の景観,近代的なビルを除けば,街の建物は積み重ねたレンガに漆喰を塗ったようなものがほとんどで,白のほか黄や緑,桃などの鮮やかな色も多い。東京近郊の巨大テーマパークで見るようなあんな感じで,意外にめんこい街並みだったりする。ヤシの木や赤い花をつける広葉樹が,いかにも熱帯な感じ。
 しかし道端に目を落としてみると,アスファルトの道路と脇の敷地や歩道との境は大抵地面が露出していて,もれなく土やガレキやゴミが散乱している。これは内陸の町や農村においても共通であった。まぁ生ゴミみたな水分を含んだものは無いみたいなんで,そこから臭いが生じてはなさそうなんだけど。敷地内はきれいなんだけどなー。
 途中渡った川の住宅地(貧困層ぽい)側の法面は,ほぼゴミでできていた。ものすごいインパクトだった。

 昼の市内の交通は凄まじい。車,オートバイ,自転車で溢れる道路は,相変わらずクラクションの洪水。
 特に二輪車や黄色い三輪タクシー(オートリキシャー)がやたら多く,牛も勝手に歩いてる。そしてどんなに交通量が多かろうとお構いなしに人はバンバン横断する。
 道路には一応車線が引かれてはいるものの,その走行区分に従う者はほぼ皆無。隙間があればどんどん入り込んでくので,ほとんど機能していない。よぉーくこんなで接触しねーなぁ。と,口あんぐり。
 「ここの交通,怖い?」(←と言ってたと思う)と笑うMr.Ravindran。笑えねーscared。
 ほとんどのバスに窓や扉は無く,ぽろぽろとこぼれんばかりに人を乗せている。いつかテレビで見た風景そのまんま。
 車はmulti SUZUKIてのがやたら多い。HONDA,HYUNDAIもよく見る。たまーにMAZDAのトラックが走ってる。あとはTATAだな。大型貨物の無骨なデザインがなんとも大迫力。

オートリキシャー(昼寝中)
 オートバイはHERO HONDAだらけ。日本で販売してんのはほとんど無いみたい。あとはPIAGGIO。スクーターのほかオートリキシャーの貨物版みたいなやつも。
 たまーにドコドコいい音してんのはROYAL ENFIELD。こりゃカッコイー。インド生産の元英国車で,15年ほど前までライダーだった頃に憧れてた(今でも欲しい)。ちなみにその頃乗ってたのはGB400TT MkII。

 話が逸れた。

 ホテル前の通りをまっすぐ東につきあたるとベンガル湾,Marina Beach。えらく広大な砂浜が延々広がって美しいが,その広大さに負けないぐらい人もいっぱい。何してんだろう。
 そこから北に折れて間もなくマドラス大学。Senate HouseやLibrary等の建築が非常に美しい。Ramanujan Institute of Maths,Libraryにお邪魔した。
 昼時の大学構内は移動する学生,軒先で昼食をとる学生等でいっぱい。女性のほとんどはサリー。日本で民族衣装を見るのはまれだが,こちらでは日常であります。色,柄ともに非常に美しい。んで,ほとんどが男女を問わず目ーぱっちり二重。めんこいです。
 んで,やっぱり目立つニッポンジン。行く先々で思いっきり視線を集めてしまうが,行きかう女子学生に「hi」なんてニコニコされ,ワタシは猛烈に嬉しい♪なんてめんこいんだ(←ばか)。それだけで楽しかった。

 大学を出た後はさらに北上,住宅(?)の込み合う中にあるRamanujan Museumへ。

 幹線道路を外れると,たくさんの自転車やオートバイに加え,牛やヤギも気軽に歩いてる。牛は角を切られずなぜか色も塗ってあるので異様な迫力だ。
 野良犬も結構いるが,ほとんどは疲れ切った感じでとぼとぼ歩いてる。襲いかかってくるような危険は全く感じられなかったが,まぁ触らないに越したことはない。
 道端は前述のとおりで,加えて割と気軽に牛や犬のウン○も落ちてる。泥と同化してるのもあるので,うっかり踏まないよう注意が必要だが,結局ツアー中,牛と犬のを都合2回踏み,牛のやつはジーパンの裾にもくっついてとても切なかった。みんな気をつけてくれ。

 Ramanujan Museumではヤシの実のジュースがふるまわれたが,正直コワい。腹壊して寝込むような事態だけは(仕事にならんので)避けたいとこだが,「100%だよ,試してごらん」(と言ってる様に思う)と嬉しそうに勧めてくるし,まったく手をつけずってのも失礼な話だし,二口三口と口にした。が,やっぱりコワい。

 ホテルへ戻る途中,Marina Beach散策。世界ではフロリダのマイアミビーチに次いで長いビーチなんだそうですヨ。
 2004年の大津波の被害はここでもあったそう。詳しくは聞けなかった(英語力不足による)。
 あいにく湿気の多い空気に真っ白な曇り空。海風がバンバン入ってきて,たちまち肌はベトベトに。
 往きで見た時と変わらずたくさんの人が砂浜に佇んでる。うまい具合に等間隔で点在するカップルさんを除いて,いったい何してんだろう。物売りの少年もいる。おそらく学校には行ってない(或いは行けない)のかもしれない。
 海岸沿いの交通の激しい幹線道路を横断して牛もやってくる。いったい何しに来るんだろう。謎は深まるばかりだ。

 あれ,夕飯ってどうしたんだっけ。

つづく。