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Simeulue_3 シメルー島サーフ

2010 FEB 11

8:40頃,オーナーの車に道具を積み込んで,まずは北上。

ヤシの木と,水色や緑色の熱帯地方らしい色使いの家屋の間を舗装された外周道路が続く。バイク以外の通行はほとんどない。のどか。

道は悪くない,が,至る所に落ちている牛の爆弾や,牛,山羊,犬,鶏等を避けながらの運転は忙しい。

やはりというか何と言うか,人々は強烈な陽射しを遮る軒先に佇んで通りをぼんやり眺めている。インドと同様の光景。

我々が通ると手を振ったり,何か声をあげたり。特に子供はハイテンションで楽しそうに何か叫んでる。通り過ぎる一瞬の間に一体何を伝えようとしているのか,何て言ってるのか知りたかった。

次第に道が海沿いになると,南国の海の色に白い砂,ヤシの木,やたら多い水牛。まったく楽しくて飽きない風景。

9:10頃,ポイント到着。

日焼け止めはガッチリ塗ってきたし,ロングTシャツだし,帽子被ってサングラスしてタオル首に巻いてグローブして(←そこまでする),殺人的陽射しへの準備も万端,機材を担いでリーフへ。

まずは正面から。

シーズンオフで波の条件はあまりよろしくないらしいのを承知でやってきたわりには,そこそこあるみたい?

三脚にしてみたり一脚にしてみたり試行錯誤していたら,傍らに少年が立っていた。いつの間に…。

ギザギザのリーフを裸足で歩いてる(どんだけ皮厚いんだ)ので音はしない。

脇に立って興味津々カメラを眺めてるので,腹に仕込んでいたもう1台を見せたら,ハァッ!と息を飲んで見せるめんこい仕草。

カタコトの英語で話してみたら,両手の平を上げて困ったような笑み。簡単なインドネシア語の単語の予習を怠ってきたことが悔やまれる。

でも,話してる言葉を真似してみると喜んでくれる。自分が何を言ったのかは全く分かりませんが。

しばらく撮影してたら腕をトントンするので,指差す方をみるとカサゴかなんかが浅瀬にいる様子。

そのままどっかへ行ってしまったと思ったら,すぐに棒っ切れを持って戻り,ブっ刺してご満悦。

結局この子は,撮影が終わるまで横にいた。

キレイな海ですこと

11:25頃午前の部終了。

リーフから引き上げる際,少年はワタシの荷物を担いで一緒に歩いていた。めんこい。

車まで運んでくれたのでお礼をせねばと思い,日本の100円硬貨を渡したらメッチャ喜ばれた。両替したら10,000ルピア近くにはなると思う。どんなもん買えんだろ。つか,両替って発想するかしら?

一旦宿へ。

二人がシャワーを浴びた後,昼食。

う。何食ったか忘れた(撮ってなかったみたい)。

昼食後は午後の部まで昼寝&散歩。

2階バルコニーより
2階バルコニー

とにかく陽射しさえ遮られれば,昼間は風がバンバン抜けるので至って快適です。素晴らしくゆっくりな時間。

ちょっとビーチをお散歩。

宿の前のビーチはメッチャ美しい。帰るまでに一度は入らねば。

15:00頃?午後の部に出発です。同じポイント。

今度はちょっと斜めから。

どうしても水平線付近しか撮ってないので,半逆光と相まって空真っ白です。でも,水の色は出る。

17:15頃終了。宿へ。

シャワーはお湯も使えて快適だけど,排水口のまわりがちょっと低くて水たまり,びちゃびちゃ。

洋便器の傍らには水の溜まった桶と手桶。さすがにオーナーがオージーってことで便所紙は備えてある。

すっきりした後,虫除けをガッチリ塗る。基本,扉,窓は開放ですから。

夕景が美しくなりそうなビーチへ。

思惑よりも太陽が北寄りだな…。

夕飯はチキンカレー(フィッシュも入ってた?)。ママのカレーはとぉっても辛いがとぉぉってもウマイ。フルーツもふんだんにあるし,シフォンケーキがまたとっても。トマトときゅうりみたいなもの(めんどいので,以下「きゅうり」)は毎食デフォルトであるみたいだ。

「果汁30%みたいなオレンジジュース」(kaga談)にハマった。

夕飯後,テラスで一服。

陽が落ちても暑さと湿気は相変わらずだけど,まだ風もあって快適です。

ふと,テラスの手すりにヤモリ。よくよくアチラコチラ注意してみると何匹もいるようです。kagaくんは「動きが無理」らしい。

ところで,アルコール類が禁止されてるらしいシメルー。cobaがもしや…とオーナーに聴いてみたら,やっぱり無いと…しばらくの禁欲生活決定です。

2階に上がって今日のデータをノートパソコンにバックアップ。続けて別途持ってきたストレージにもバックアップ。これで一安心。

その後みんなで鑑賞会。つっても2003年もののノートパソコン。何百枚ものRAWファイルを快適に閲覧するパワーはありません。サムネールで我慢してね…。

やることも無くなったし,旅疲れもあるだろうからと寝ちまいます。

蚊帳を下ろしてベッドを囲み,念のため傍らに蚊取り線香。

準備万端,横になったものの,あっちくてかないません。たまらず備え付けの扇風機を回します。これでずいぶんマシになった。

kagaくんのお友達ヤモリくんは,天井や壁を自由自在に徘徊しています。kagaくんには内緒にしておきました。

んでも暑いな…と眠れずにいたら,外でエンジン音が消えて静かになったと同時に電気落ちる…。22:00頃。

これがこれから最終日までの毎日の戦いだったのです。

ぅうん暑い,かゆい…。蚊帳を下ろしたときに入っていたのか,或いはどこかにすき間が…。